@ flatfileslash warehouse gallery
September 2021
夏の星座 / インスタレーション
杉、白樺、松、ヴィトゲンシュタインのペントミノ2021 x 9
"summer constellation 2021"
installation
cedar, birch, pine, sleeper, WP (Wittgenstein's Pentomino) 2021 x 9
冬に取り憑いた「星座」の距離と認知、あるいは時間が見えるという、時空の切断面を過去へ限りなく斜めに切り裂くような眺めの断層に導かれ、静的でカッチングエッジな現在の断面積を、細長く刻まれた胡瓜のように捉えて、星々を掌（てのひら）に乗せた風な、目前の彼方と呟く自らの作業の反復があった。平面の皮膜を巡る振舞いが先行し、これまでの文脈を長々と引き連れた季節に応じて、集積個数を倍増させたものと、不完全な多面体を削りだしては、研磨するのだった。
やがてこの時間は、平面の振舞いへと再び筋を辿り、やや宮沢賢治を醸しつつ、冬の星座となるだろう。
↑page up↑